シンガポールにも年金制度があって、シンガポール市民や永住権を持った従業員の年金を会社が一部負担することになっている。
これはCPFと呼ばれていて、インターネットで簡単に支払うことができる (http://mycpf.cpf.gov.sg/Employers/home.htm)。
ただ、事前に登録手続きをしておかないといけない。登録申請すると、まず銀行振り込み用紙が送られてくるので、それに記入・サインして送り返すと、だいたい2ヶ月くらいで自動引落の手続きが完了する。これさえ完了すれば支払いはほんとうに簡単。完了するまでは、たぶん駅やショッピングモールにあるATMみたいな機械で振り込む必要があるのだけど、我が社の場合はかなり前から手続きしておいたので、その手間はなかった。
実際に給料を支払い始めたのが9月で、そのときはCPFだけを払っていたのだけど、実は他にも支払わなければいけないものがあったことに今月気付いた。
それはSDLと呼ばれているもので、シンガポール市民や永住権を持った人の職業訓練のために使われるらしい。日本で言うところの雇用保険といったところだろうか(詳しくはこちら)。
SDLは各従業員の給料の0.25%(最小で2ドル、最大で11.25ドル)を合計して、端数のセントを切り捨てた額を支払う。しかもCPFとは違って、永住権を持っていない外国人の従業員の分も払う義務がある。なのでEPを取るために自分にも給料を支払っているのだけど、その分も払わなきゃならない。そして、これをCPFと一緒に支払わなくてはいけなくて、今月CPFを払うときに「SDLも払ってね〜」という警告が出ていたのに気付いた。
それで今月分は支払ったんだけど、先月の分どうしよう、と思っていたら、WDA(SDLを集めているところ)から手紙が来てたのを思い出した。慌てて住所を借りているオフィスに取りに行ったら、ログインに必要なコードが書いてあった(別に請求書というわけではなく)。何でこのタイミングでこんな手紙が来たのかと言えば、きっと先月CPFを払ったのにSDLを払ってなかったからだろう。
それでWDAのサイトに行ってログインしたら、支払いのページがあったので無事先月分のSDLも支払い完了。本当は翌月の14日までに払わなければいけないので、ちょっとアウトなのだが、まあ対した額でもないので大目にみてくれるだろう(希望)。
他にも会社が負担しなければいけないものがあるらしい。日本語で解説してあるページがあってとても参考になる。とりあえず今のところ該当するのはCPFとSDLだけみたい。