ついにナイキの厚底に手を出してしまいました。
と言っても、ヴェイパーフライの方じゃなくてズームフライです。ヴェイパーは入手困難だし、高いし、まずは練習用にズームフライを買ってみました。
ナイキのシューズは店で試着したことがあるくらいでサイズ感がわからなかったのですが、ナイキのオンラインショップは返品やサイズ変更を無料でしてくれるので、思いきってオンラインで購入してみました。
それで、履いてみた感じですが、ちょっと幅が狭いです。アシックスのシューズと比べると足指の付け根のあたりの幅のふくらみがなく、ちょっときつく感じました。サイズは26にしようか26.5にしようか迷ったのですが、大き目の26.5にしておいて正解でした。ただ、やはりつま先部分はちょっと余ってました。足が細目の人は小さ目でいいかもしれません。
アナログのスケールしかなかったので正確な重さは計れてないんですが、左足がだいたい220g、右足が230g弱でした。
このシューズを購入したのは、前からナイキの厚底を試してみたかったからというのもあるんですが、「フォアフットで走ってみた」からというのが一番の理由です。
ナイキのオンラインストアの説明によれば、
ミッドソールに内蔵されたフルレングスのカーボン混ナイロンプレートが、ステップごとに足を前に押し出す感覚を実現。目標達成を後押しします。
ということなんですが、実際シューズを横からみるとこうなってます。
「ミッドソールに内蔵されたフルレングスのカーボン混ナイロンプレート」というのは薄いS字カーブ状のグレーの部分なんだと思うんですが、ちょうどフォアフットで着地する足指の付け根のあたりのカーブが一番きつくなっています。このカーブの部分が着地のときに潰れてクッション兼バネの役割を果たすのでしょう。
実際フォアフットで走ってみると、ポンと地面に足を置くだけで自然と足が前に進み、意識して地面を蹴らなくてもしっかり走ることができます。また、今まではふくらはぎの負荷が大きく、6分/kmくらいのペースで8kmを走るのが精一杯だったのが、いつものランニングコース12km弱を5分/kmで走ることができたので、ふくらはぎへの負荷もだいぶ軽減されたのを実感できました。
また、このシューズで歩いてみると足指の付け根のところまでクッションが入っているのを感じることができるので、クッションによってフォアフットの着地の衝撃が柔らげられる効果もあると思います。
土踏まずのあたりもカーブになっているので、ミッドフットやリアフットでもそれなりに反発力があるのかなとは思うのですが、実際にミッドやリアで走ってみても反発はほとんど感じませんでした。しかし、かかと部分のクッションがものすごく柔らかく、着地のときに足を包みこむようなクッションは心地良く、脚への衝撃もないので、楽に走れると思います。
とは言え、クッション性を求めるならリアクトでもいいかなというところ。実際ズームフライも品薄で店頭での購入は難しいですよね。僕もナイキのオンラインストアをチェックしたら、たまたま在庫があったので購入できたけど、今みたらもうなくなってました。でもフォアフットの練習をしていて、ふくらはぎが痛くなるという人にはお薦めです。