Garmin Forerunner 35

ランニングを始めて1ヶ月ほどたった頃、ちゃんと走った距離やタイムを記録したいと思い買いました。日本仕様だとGarmin ForeAthlete 35Jという型になります。

このモデルを選んだ理由
ランナーの方達のブログを見てると皆さんGarminを使っているようで、ランナー達に人気があるブランドなんですね。でもそのことを知ったのは買った後で、僕がこの機種を選んだのには明確な基準がありました。それは以下の5つ。

  1. GPSが内蔵されている
  2. 心拍計がついている
  3. 小さい
  4. 軽い
  5. 安い

ランニングウォッチなら最初の2つはあたり前だとは思うんですが、Apple Watch(初代)を始めとする最近のフィットネス指向の腕時計だと、心拍計がついててもGPSが内蔵されてないものがけっこうあるので注意。また、GarminのForerunner(日本だとForeAthlete)のモデル番号が”5″で終わらない(“0″で終わる)ものには心拍計がついてなく、胸にベルトをつけて心拍数を測ることになるので、これまた注意が必要です。

3番目の「小さい」は僕にとって超重要で、なぜかというと手首がすごい細いから。手首に定規を押し当てて平らな部分の幅を測ってみると約40mm。ちょっとはみ出してもいいとしてせいぜい45mmが限界です。間違って大きいやつを買っちゃうと、
まちがって大きい腕時計を買うと
こんな風になることが予想されるのです。これだとかっこ悪いだけじゃなく、走るときに安定しません。

次の軽いも重要ですよね。走るときは腕を振るのでなるべく軽い方がいいに決まっています。

そして安いこと! お金持ってないのでこれも重要。必要な機能を備えているなら安い方がいいのです。人によってはバッテリーの持続時間とかスマートウォッチかどうか(色々なアプリが使えるか)とかも気になるかと思いますが、その点は考慮しませんでした。

それで最初の2つの条件を満たすものを色々比較した表がこちら。自分が比較したときはシンガポールでの販売価格を見たんですが、ここでは日本の販売価格を調べて掲載します(メーカーのサイトに価格があればそれを掲載)。Polarについてはバンド一体型のためかサイズがわかりませんでした。

モデル 幅x長さ 重さ 値段
Apple Watch 2 Nike+ 33.3×38.6 28.2g+バンド 36,800円
Garmin ForeAthlete 35J 35.5×40.7 37.3g 24,800円
Garmin ForeAthlete 235J 45×45 42g 36,800円
Garmin ForeAthlete 735XTJ 44.5×44.5 40.2g 44,800円
Garmin ForeAthlete 935 47×47 49g 57,800円
Polar M200 直径42 40g 16,480円
Polar M430 ??? 51g 29,800円
Polar M600 36×45 63g 44,800円
TomTom Runner Spark Cardio 34×60 47g 19,980円

Polar M200が安いですね。重さも40gなのでなかなかです。ただ、サイズが直径42mmでバンド一体型なので、気になる縦の長さはもうちょっとあると思われます。

サイズで言うとApple Watch 2が一番ですが、値段が高い。そしてバンドの重さを合わせると50gは越えそうです。

重さで言えばGarmin ForeAthlete 35J (海外仕様はForerunner 35)が37.3gと断然軽く、値段も安い方で、サイズも十分小さい。というわけで、この機種決めうちでお店に買いに行きました。

お店に行ってさあ購入!
シンガポールでランニングウォッチを買うとすれば、パソコンなどの電子機器を扱うお店が集まったSim Lim Squareか、スポーツ用品店が集まったQueensway Shopping Centerのどちらかかなと思います。ネットで買う手もあるんですが、これらのお店の方が安いことも。そして、後者の方が家から近いのでそこの1階にあるMorning Starというお店に行ったんですが、ディスカウント後の値段を聞いてみたら事前にネットで調べた最安値(S$270くらい)よりさらに安いS$259と言うことで即決。日本円にして2万円ちょいでしょうか。

買う前に腕にはめさせてもらって、サイズが大丈夫かどうか確認。バンドは交換可能なんですが付け根のところが固定されていて、バンド一体型のようになっていたため、思ったよりもサイズが大きい感じでしたが、十分フィットしました。

ひとつ上位モデルのGarmin Forerunner 235(ただしモックアップ)もつけさせてもらったら、普通の時計みたいにバンドの付け根が動くタイプで、45mmというサイズのわりにはフィット感がよく、値段を聞いたらS$379(うろ覚え)。

35ってデザインはイケてないですよね。235の方が普通の時計っぽくて、日常はめててもおかしくないし。ちょっと迷っていた僕にお店の人が言うには、235だとVO2maxが測定できるし、インターバルトレーニングの機能もついているとのこと。ますます迷って235を買っちゃうところだったんですが、そのとき在庫がなく(翌日入荷と言ってましたが)、またどこまでの機能を使うかわからなかったし、100ドル以上アップはちょっときつかったので、予定通りに35を購入しました。

使用してみた感想
まずとにかく軽い! 僕は腕時計をつけるのが好きじゃなく普段つけることはなかったのですが、Garmin Forerunner 35は軽いしバンドもソフトでずっとつけてても全然気にならないんです。常に歩数や心拍数を計測してくれし、睡眠の深さなども知ることができるので、起きているときはもちろん、寝ているときも常につけるようになりました。

寝ているときにつけるなんて考えられないと思う人もいるでしょうけど、これが便利なんですよ。毎週土曜日の朝は早起きしてロング走に出掛けるんですが、時計のバイブレーションのアラームで家族を起こさずに自分だけ目覚めることができます。

あとオートラップ機能もすごくいいです。1周したら(スタート地点に戻ったら)ラップタイムを計測してくれるモードと、一定の距離(400m, 1km, 5km)でラップタイムを計測してくれるモードがあって、ペースを確認しながら走るのに手放せなくなりました。

ひとつ気になるのは、GPSの同期に少し時間がかかる(長いときは10秒から20秒くらい)ということです。普通の練習のときなら少し待つくらい問題ありませんが、レースのときはスタート前にあらかじめランモードにしてGPSを準備しておく必要があります。

それと、もうひとつ言うと、普通の時計にくらべると少し厚みがあります。なので長袖のシャツを着ると袖のボタンを留められないかもしれません。また、ジャケットの袖に腕を通すときなんかもよくひっかかります。幸いシンガポールは常時半袖なのであまり気にならないのですが。

で、お店の人が行ってたインターバルトレーニングなんですが、普通にできるじゃん! ちゃんとインターバルモードがありました。

難点はインターバルをつなぐジョグの間に直前のタイムを確認できないこと。なので自分が適切なペースで走れたかその場ではわからないのです(走り終わる直前に時計を見ればわかるんですが、夜だと見えない)。235だとカラーディスプレイで表示できる情報量も多そうなので確認できるのかな? できるといいんだけど。

VO2maxはもちろんわかれば嬉しいけどまあ別に必要ないよね、と思っていたんですが、なんと! 内部のソフトウェアがアップデートされて、VO2maxも見れるようになりました!!! まあ、ちょっと値はあやしいですけど。こんなに高くないはずです。

なーんだ235じゃなくていいじゃん。デザインとかカラーディスプレイとか、心拍計などの性能とか235の方がいいところはいっぱいあるんですけど、エントリーモデルとして35は申し分ないと思います。

オススメの機種は?
1つしか持ってないのでオススメもなにもないのですが、初めてランニングウォッチを買うならGarmin ForeAthlete 35Jで間違いありません。まあデザインは好みがあるでしょうけど、機能性重視のシンプルなデザインだと思えばある意味カッコイイですよね。なんといっても軽いので、もっと高機能の機種が欲しいとしても、レース用に持っておいて損はないでしょう。
(追記: Garmin vivoactive 3を買いました。こちらもオススメです。)

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もしトライアスロンもやるのであれば、35Jや235Jにはスイムモードがないので(防水なのでつけたまま泳ぐことはできます)、さらに上位の735XTJや935がオススメです。しかも、これらの機種はLTも測れるようです(どういう仕組みかわかりませんが)。僕もサブスリー達成できたらトライアスロンに挑戦したいなーと思っているので(泳げないけど)、サブスリー達成できた時は自分へのご褒美に735を買おうかなと思っています。最上位機種の935だとRunning Dynamics Pod(735でも別売8400円で利用可能)がついているのでお徳感はあるんですが、自分には大きすぎるし重いので。
(追記: もうシンガポールでは735は売ってないようです。後継機種が出ることを願います。)

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Garmin ForeAthlete 235Jはスイムモードがありませんが、カラーディスプレイで表示できる情報量も多いので、35Jはちょっとという人はこちらを買ってもいいでしょう。

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そしてコスパ重視という方はPolar M200もアリだと思います。ただしこの一番安いモデルだと、GPSの精度は期待できないかもしれません。また、インターバル走の機能はついてないようなので、インターバル走をトレーニングに取り入れる予定の人にはオススメできません(近所に400mトラックがある人は手動でラップを計れば十分インターバル走をすることはできますが、インターバルモードがあった方が楽です)。

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もしランニングウォッチをまだ持ってなければ、すぐにでも買うべきです。心拍数を計測するのは運動強度を知る上でかかせないですし、走った距離やタイムも簡単に計測して記録できるので、練習のモチベーションにもなりますよ。

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