Asics DynaFlyte TOKYO

最初に履いていた練習用シューズAsics GEL-Noosa Tri 10を履き潰してしまったので、新しい練習用シューズとして購入しました。
Asics DynaFlyte TOKYO

2017年の東京マラソンを記念して作られたモデルだそうで、何ともハデですね。個人的にハデなデザインは大好きです。しかもいつものアシックスの箱ではなく、TOKYO仕様の箱になっています。

このマラソン都市モデルは他にパリ、バルセロナ、ストックホルムがあるようで、いずれもハデなデザインとなっております。ただ、もうほとんど売り切れて入手は難しいかもしれません。シンガポールのアシックスショップをいくつかまわってみましたが、TOKYO以外は見かけませんでしたし、TOKYOも1店舗で見ただけでした。

レース用に買ったAsics GEL-DS Racer 11がとても自分の足にフィットして走りやすかったので、同じアシックスのシューズで、Heel-to-Toeドロップも同じ8mmという理由でこのシューズを選びました。

DynaFlyte 2が発売されたばかりだったので、どちらにしようか迷ったんですが、DynaFlyte 2はカラーが黒のやつしかなく、ハデ好きなオジサンとしてはこちらを選ばざるをえません。ちなみにDynaFlyte 2の方がちょっと軽いようです。

自分で測ったDynaFlyte TOKYOの重さは256g(26.5cm)で、前の練習用シューズGEL-Noosa Tri 10よりも少し軽いので期待が持てます。

RunRepeatというランニングシューズのレビューサイトでも評価が高く買う前からワクワクしてたので、早速練習に行きました。

まず履いた瞬間に、柔らかいと感じます。練習用のシューズとしては軽い方なのに上部のメッシュもしっかりしていて、足全体を柔らかく包んでくれる感じです。フィット感もバッチリです。そしてHeel-to-Toeドロップがやや浅めなだけあって、つま先の方までクッションが効いていて、フラットに着地してもとてもソフトに感じます。これがRunRepeatで評価が高かった理由でしょうか。

この日はインターバル走をする日だったので、ジョギングで近所の400mトラックに行き、十分ウォーミングアップが終わったところでいざ800mを走ってみると・・・

あれ!? 全然スピードが出ない! 僕はどちらかというとピッチではなくストライドで走る方で、足が後ろに流れないように着地してすぐに地面を蹴るのですが、つま先側のクッションが柔らかすぎて、地面を蹴ろうと力を込めてもフニャっとしてすぐに地面に力が伝わってくれません。そのためスピードが出ないばかりか、力を込める時間も長くなって余計に疲れてしまいました。

前のAsics GEL-Noosa Tri 10はレスポンスが良く、地面を蹴ればすぐに力が伝わってちゃんとスピードが出たんですけどね。初日でもうガッカリです。

次の日はまずEasyペースで8km程走り、その後Marathonペースで8km走るつもりで練習に行きました。まだ新しいシューズに慣れないものの、クッションが沈み込んでから軽く蹴り出すようにゆったり走れば気持ち良く走れそうです。でもMarathonペースに上げようとするとやっぱり走りにくい。結局4:50/kmくらいまでしかペースが上がらず、思うように走れませんでした。

走り方にもよるのかもしれませんが、このシューズでスピードを出すのは無理だと考えた方がよさそうです。せいぜい5分/kmまでです。アシックスオンラインストアでマラソンのタイム4時間に分類されているのも納得です。

また、クッション性が高いせいか、やや安定性に欠けるようで、走っていて、足首やひざの裏が少し痛くなりました。今までよくわかんないので無視していた「プロネーション」というやつが、このシューズは「ニュートラル〜アンダープロネーション」になっているのですが、それが原因かもしれません。

これまで使ってきたGEL-Noosa Tri 10やGEL-DS Racer 11は「オーバー〜ニュートラルプロネーション」になっているので僕にはこちらの方が合っているようです。

プロネーションについては「ランニングシューズのかかとの外側がすり減るのはオーバープロネーションが原因、その改善方法は」という記事がとても参考になったんですが、実際、Asics GEL-Noosa Tri 10のソールの磨り減り方を見ると、やはりオーバープロネーション気味のようです(かかとの外側だけでなくつま先の内側も磨り減っている傾向がみられる)。

とは言っても、このままDynaFlyte TOKYOを使わないのももったいないのでロング走用に使い続けています。もうこのシューズで150km以上走っているのですが、今では足首やひざの裏が痛くなることはなくなりました。

思い返せば、走り始めた当初、親指のつけ根あたりが痛くなったり、だいぶ走るようになってからも、ロング走で20kmくらい走ると足首が痛くなったりすることがあったのも、オーバープロネーション気味だったからかもしれません。それでも練習を重ねるごとにその痛みも消えたので、練習によって足の筋肉が鍛えられてニュートラルに近くなっているんだと思います。
(参考:オーバープロネーションを改善するために必要な対策まとめ【ランニング編】)

さて、こんなわけで、DynaFlyteは自分には合わないシューズではあったんですが、ロング走でゆっくり走る分には気持ち良く走れます。とにかくクッション性バツグンなのにそんなに重くないという優れたシューズではあるので、そんなに速く走るつもりはなく(maxで5分/kmくらい)、オーバープロネーションでもなく、フラット気味に着地したいという人には向いていると思います。

自分がオーバープロネーションかどうかを簡易的にチェックする方法がSports Authorityの「自分に合ったシューズ選び(後半)」という記事で紹介されていたので、やってみると良いかもしれません。

もし、DynaFlyteを買うならば、もうDynaFlyte 2が出て1ヶ月以上経っているので、少し地味ではありますが、こちらの方が良いでしょう。

【ASICS/アシックス】 DynaFlyte2 チェリートマトxホワイト メンズ_TJG956

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