Standard Charted Singapore Marathon 2019

今年のシンガポールマラソンは11月30日に開催されました。去年までとは違って夕方の6時スタート。去年までは早朝だったのに、なんでも世界6大マラソン(東京、ボストン、シカゴ、ロンドン、ベルリン、ニューヨーク)を9つに増やそうとしているらしく、シンガポールも候補に上がっていて、そこに入るために観客などの集まりやすい夕方スタートに変更になったそうです。ランナーとしては気温の低い早朝の方がありがたいんですけどねー。でもシンガポールがメジャー入りしたら一層盛り上がるので、ぜひ9大大会のひとつになって欲しいものです(出場枠が抽選になったら困るけど)。

レース当日は、夕方6時スタートだったので、余裕を持って4時ごろ現地入り。昼食をゆっくりとっても充分余裕があるので、ここは夕方スタートの良いところですね。

まずは時間をかけてゆっくりジョギングで体を温め、どら焼きでレース前のエナジーチャージ。これで4時半くらい。その後トイレに行って、動的ストレッチや腿上げなどのドリルでもう一度ウォーミングアップして、5時くらいにまたどら焼きとレース前のドリンク(BCAAやHMB,カフェインなどが入ったもの)を飲んで、レースシューズに履き替え、バッグを預けてスタート地点に入りました。

レースシューズはナイキのベイパーフライNext%です。7月の発売日に買ったグリーンのやつで、未使用のままマラソンまで温存してました。履いてみた感想ですが、拇趾球あたりのクッションが厚く、フォアフットで走ったときの着地の衝撃がより少なくなり、疲労軽減になるなーというのが第一の印象でした。そして、拇趾球から爪先にかけての反りが大きくなり、爪先の方に体重をかけるとカクッと段差のようなものを感じます。このため、爪先の抜けがよく、前傾姿勢で走りやすく、地面からの反発を推進力に使いやすくなった感じがします。

ベイパーフライは履き慣れすぎているので、レース中は走りやすいとかスピードが出るという印象はもはやなく、普通に快適に走れました。ただ、爪先部分が若干広く、着地の時に足の指先に少し負荷がかかる感じがしました。レース後半では足が疲れたものの、ミッドソールが少し厚くなった恩恵もあってか、ラスト1kmは 4:00/km を上回るペースで走れたし、最後の100mくらいは競り合ってたこともあって、3:00/km ペースまで上げることができました。4:00/km, 3:00/km で走っていた時は本当に快適で、今までにない地面からの反発を感じました。それはカーボンプレートによるものというより、厚くなったZoom Xフォームによる反発なんじゃないかと思わせるソフトな感触の反発で、とても気持ちよく走れました。きっと、このシューズは、これくらいのスピードでフルを走りきれる人に最適なシューズなんだろうと思います。

さて、話をスタート前の会場に戻します。仮設トイレはものすごく沢山設置されていて、待ち行列に並ぶことはありませんでした。また、バッグを預けるところやスタート地点は目標タイム毎に分かれているので、こちらも並ばずにすみます。なのでギリギリまで外でウォーミングアップしてても良かったんですが、5時を過ぎたあたりで外もだいぶ混雑してきたので、中に入ってしまいました。

中に入った方が人が少なくて、逆にウォーミングアップしやすかったので、ここでも軽くジョギングして体を温め、5時半くらいになって人が増えてきたあたりで、なるべく前の方でスタートできるように並びました。

僕は目標タイムが3時間から3時間半のペンBでのスタートだったんですが、周りを見渡すと明らかに3時間半じゃ走れないだろうという体型のおばちゃんが…。目標タイムが3時間以内のペンAは申し込みの時に証拠を提示する必要があったんだけど、ペンBからは自己申告なので、早くスタートしたくてペンBで申し込んじゃう人も居るんでしょうね。実は体型に似合わず超速いのかもしれないですが。

さてレースの方ですが、私自身は3年目3回目のマラソンの挑戦で、そろそろサブスリー達成したいなーと思いつつも、まだそこまでの実力はないから3時間10分を切ることを目標としてたんですが、残念ながら達成できず3時間12分40秒でした。去年が3時間20分39秒だったので8分ほど自己ベストを更新ですが、このペースだと来年のサブスリーも厳しい。目標達成できなかったのが本当に悔しいです。

暑さもあったし、今年はほとんど全ての給水所で水分を取るようにして、3箇所にあったエナジージェルも全ていただいて、補給はほぼ問題なかったんですが、ちょっとおなかの具合がイマイチ。

ここ2ヶ月は、テーパリングもせず、30km走を4回やったり、42kmのトレイルレースを走ったり、ハーフマラソン走ったり、16kmのペース走(4:30/kmくらい)を週1〜2回、筋トレやスピード練習も適度にやったりで、充実した内容で、調子はけっこう上がってたんですが、最後の最後でカーボローディングなど調整をミスったかもしれません。

いつもなら3日前からカーボローディングに入るんですが、最近ちょっと食べただけですぐに体重が増えるようになって、マラソン前日まではカロリーを抑えてダイエット。前日だけおにぎりをたくさん食べてカーボローディングをしたんですが、これがちょっと良くなかった。

当日もエネルギー補充のためにしっかりご飯を食べたんですが、おなかにうんこが溜まって…。夕方スタートでトイレに行く時間はたっぷりあったので、一部はきちんと出したものの、ここのところダイエットしてたこともあってか便秘気味で、おなかにまだ半分くらい残した状態でのレースとなってしまったのです。おなかが張っていると膀胱も圧迫されてトイレが近くなるし、マラソン前半はトイレが気になって走っててもあまり楽しくありませんでした。ハーフを過ぎたあたりで吹っ切れて走りに集中できるようになったけど、レース前におなかのコンディションを整えるのって大事だけど難しいと改めて思いました。

最後に、来年参考にするために、体重の変化の記録を残しておきたいと思います。去年の記録を見るとカーボローディング前の体重が55.9kgでマラソン当日の体重が57.0kgでした。

今年は、筋トレで筋肉量を増やした影響で、去年よりも重くなっています。マラソン3日前の最後のペース走(16km)を終えて、ある程度カーボを使い切った後の体重が56.7kg。その後カロリーを抑えてダイエットを継続して、前日のカーボローディング前の体重が58.0kg。カーボローディングしてマラソン当日の朝の体重が60.3kgでした。

やばいくらい体重増えてますね。まあ、水分取り過ぎたところもあるし、レース前にかなりトイレに行ったのでレース直前は60kgを切ってたとは思うんですが。これは失敗例として、来年に生かそうと思います。

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