毎年7月にシンガポールの日本人会が運動会を開くのですが、これがなかなか盛り上がるのです。その理由としては、
- ローカルの人も参加する
- 参加費無料なのに豪華な参加賞がもらえる!
- 日本人会運動部の方々やボランティアスタッフの運営が素晴しい
といったものがあげられます。かくいう私も今年はボランティアとして参加しました。てへ。
ボランティアスタッフでもいくつか競技には参加できるので、6人7脚、スウェーデンリレー(第1走の50m)、耐久走(1500m)に出場しました。日頃ランニングに励んでいる僕としては、やはり耐久走は外せません。
でも実は1500mって10km走るよりつらいんですよね。10kmの場合、いわゆるLTを越えない範囲で走るので息が切れることもなく気持ち良く走れるんですが、1500mの場合LTを越えて無酸素運動の割合が高い強度で走ることになるので、とにかくしんどい。しかもシンガポールは暑いのでランニングイベントはたいてい早朝か夕方遅くに開催されるんですが、運動会はとっくに日が昇った暑い中で行なわれるもんだから余計にしんどい。
日本人会のウェブサイトで運動会の様子の写真を見ていたら、本当に僕がしんどうそうに走っている写真がありました(グロテスクな内容が含まれておりますので閲覧注意)。これはヤバイですね。たぶんゴール直前でバテバテのときで、これでも1kmを3分50秒くらいのペースで走っているはずなんですが、カメラマンの腕が良すぎてほとんど止まっているかのように見えます。
なんとかゴールして手元の時計をみると5:31。一応これがパーソナルレコード(PR)となりました(中学生のときの記録は除く)。ゴールして急に止まると心臓に負担がかかるので軽くジョギングしていると、ボランティアの少年が駆け寄ってくるではないですか。彼いわく、40歳以上の部で僕が3位で、表彰があるから名前を書いてくれと。40歳以上も未満も一緒に走るので自分が何位かわからなかったし、入賞できるとも思ってなかったので驚きです。そしたら少ししてもう一人のボランティアの方が。「あれ、3位ですか? 2位だと思ったんですけどね。2位の人見過しちゃったかな」。
私もボランティアだったからわかるんですが、各競技の1位、2位、3位の人に入賞商品の交換券などを渡すために、それぞれひとりずつ担当者が割り振られて、それぞれが順位を確認してたんです。1500mの場合、40歳以上も40歳未満も一緒に走るため、順位がわかりずらく(一応40歳未満はゼッケンつきで、ゴールも分けてあるんですが)混乱してしまったようです。
実際のところどっちだったかわかりませんが、いまさら2位だということにすると3位担当の少年が気の毒なので、2位不在で3位ということになりました。まあ、こんなこともありますよね。人間だもの。下の写真はそのときにもらった銅メダルです。
さて、運動会の後には夜の大運動会(ボランティアスタッフの打ち上げ)がありました。こちらも大変な盛り上がりだったんですが、その内容は割愛いたします。